海外でのパチスロ

パチスロは日本国内だけではなく国外にも存在する。これらは基本的に日本で開発された台を利用したものである。

韓国では、ソウル市内を中心に多数の店舗が存在していた(2006年2月末日現在)。説明書きなどはハングルに直されている場合もある。機種は古いものでは『大花火』、新しいものでは『ヒデキに夢中!!』まで確認されている。店の規模は40-50台程度のところが多く、ほとんどの店は韓国の法律に照らすと不法営業である。貸しコインは1万ウォン(約1200円)で90枚貸してくれ、交換するときは100枚で1万ウォン分の商品券をくれる。そのまま使えば1万ウォンは1万ウォンだが、現金に(それなりに堂々と)変えてくれるお兄さんを通すとそこから更に10%引かれるので、交換率で言うと6.3枚交換程度になる。ただし2006年末に「韓国版パチンコ機」ともいえるメダルチギが非合法化されているため、現在もこれらの店が営業しているかどうかは不明。

北朝鮮では、平壌市にあるボウリング場「平壌ゴールドレーン」の中にもあり、日本と同様景品と交換できる。モンゴルでは、ウランバートル市内で数店舗が営業を行っている。台湾では台中市などにパチスロ店が存在する(台湾では本来パチンコ・パチスロ店の営業は法律で禁止されているが、実際には相当数の非合法店が営業している)。

パチスロは、日本国内では5号機に移行したため、4号機以前のパチスロ台は2007年秋までに撤去されている。これにより、一部業界関係者は「海外のカジノ等で、日本人客を対象に旧式のパチスロ機による営業を行うところが増えるのではないか」との声もある。但し、同一のゲーム性のままでカジノに設置することが不可能な国や地域も多い。例えば、ラスベガスなどではスロットマシンにストップボタンを設置することが出来ない。

なお日本国外でパチスロを打つ場合、日本における保安電子通信技術協会(保通協)や公安委員会による検定制度に相当する制度が存在しない、あるいは制度が存在しても検定基準が異なるといった理由から、台に改造が加えられゲーム性が当該機種本来のものと異なる(いわゆる「裏モノ」化している)可能性がある点には注意が必要である。

アルゼやIGTは、一部パチスロ機の海外バージョンを正式発売している。但し、デザインはパチスロと同じだがゲーム内容はスロットマシンのものとなっている。アルゼは、かつてはパチスロ筐体と同じ筐体(但し、沖縄仕様のアップライト型)からストップボタンを除去した筐体を使用していたが、現在は海外ではオリジナルの筐体を使用している。